12月8日のラヴソング―拝啓ジョン・レノン様―


振り下ろす右腕が合図。

スティックのカウントが重なる。

スネアとバスドラが同時に鳴る。

腹に空気を吸い込む。


あたしはロックの奔流を全身から放った。


笑っちゃうね。

なんてピッタリの歌。

‘Any Time At All’

いつどんなときでも。


今度こいつで一緒に歌わない、弘樹?

客席の隅っこで突っ立ってんじゃなくてさ。

あんたになら、背中預けてみたいし。

一緒のステージの上が、いちばん、よく聞こえるはずなんだよ。

あたしの全力の気持ちを乗せた、あたしの歌。


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