今宵、月下の夜に
ここにいる理由はこの子の父親の情報収集のため。

なのに今の俺は聞き出すどころか彼女が落ち着くようにひたすら大丈夫と言っている。


「もう…へいき」

そう言って俺の手から逃れる汐里。

目をそらしまた笑っている。

無理して笑うところは咲希にそっくりだ。


咲希。ここ最近今度はこっちの仕事で帰れなくなっている。
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