今宵、月下の夜に
その時だった。



「ごめん、待った?」


落ち着いた声がした。

黒髪のメガネをかけた女の子が俺をみている。


突然現れた彼女に俺も汐里も驚く。


「私たち映画に行く約束でしょ?ほら、早くしないと。ごめんなさい急いでるので」

汐里の方をみてそう言ったかと思うと俺の手を掴み走り出した。
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