今宵、月下の夜に
杏那につけてもらった名前。

何度も何度も口にしながらその名前をかみしめた。


「杏那っ…」

嬉しくて杏那に飛びついた。


それから、裏の仕事の話を詳しく聞いたのは少し後だった。


裏で何かしていることはそれとなく聞いてはいたけれど殺し屋だと聞いたのは拾われてから二、三年経った頃。


九才くらいの見た目になったときだった。
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