思い想い
するとその男の子は、あたしと亜美の腕を掴み走り出した
「えっ!?ちょ、ちょっと〜!!?」
亜美の言葉も聞かずに走り続け、あたし達は近くの公園に着いた
「あ、あの助けて頂いてありがとうございます!」
「いや、困ってたし!当然のことしただけだから!!」
その男の子は、あたし達とおんなじ高校の制服を着ていた
「あの、もしかして同んなじ学校?」
自分の制服と見比べながら、亜美が質問すると、その男の子はニッと笑いうなずきながら返事をした
「おう!そうみたいだな!?」
初めは無口な人かと思っていたけど、意外と亜美タイプのテンションアゲアゲ系らしく、亜美とはすごく気が合っていた
あたしも、彼のイタズラ気な可愛い笑顔には心を惹かれた
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