ひまわり
次の日の朝


「陽葵ちゃん、打つね」


まだ心構えもがっちり出来てないのに


時間は過ぎてゆくのだ。


チクリと痛む腕。


ながめていると、麻酔は効いてくる。


「陽葵!お弁当いまぼっちだから一緒に食べようね!!」


加奈、、勉強忙しいのにわざわざありがとう。


口で言えないけど、心に通じたらいいな。。


「頑張るのよ!陽葵!」


親不孝させちゃってごめんね、、


絶対帰ってくる!


「陽葵、、帰ってきたら話あるから、早く帰ってこいよ」


桐生くん、合わせる顔がないよ、、


みんなの顔を見つめて、


もう大丈夫かなって思った。


そのまま桐生くんを見て目を瞑った。
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