私のイジワル王子様
「タオル、タオル…」

「大丈夫だって!笑」

「濡れたまんまだし、風邪ひくよ?」
バスタオルでわしゃわしゃと、
俺の頭を拭いてくれる。

「私のせいでごめんね」

真冬ちゃんが手を止めぽつりと呟く。

「ねえ、真冬ちゃん?俺ね、真冬ちゃんの事好きだよ」

「ふえ!?え!?」

「ストップ!タオル取らないで…俺、真っ赤だから…笑」

「あ、ああ、うん!」

「俺さずっと真冬ちゃんの事見てきたよ。絶対大切にするし、真冬ちゃんを守る。だから俺と付き合って下さい」

「あのね、私…」

「答えは焦ってないから。ゆっくり考えて?」
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