私が吐いた嘘。
朝だ…。
私まだ生きてたんだ。

死んじゃったかと思った。

動く気力も無いや。
てか、動きたくない。
だるい。しんどい。

生きてるうちに、手紙でも書いとこ。

何回も書き直した。
動くのがだるいから、時間がかかった。

隠し場所を探したけど、棚とかだと、バレにくそうだから、枕の下でいっか。


…蓮(レン)君。どうしてるだろう。
あ、蓮くんって言うのは、私の彼氏さんだよ?

きっと、蓮君はカッコいいから、新しい彼女さんが出来てるんだろうなぁ。

普通に喋ってるみたいに、なってるかも知れないけど、私声出すのしんどいから心の中で話してるよ?

もういい…。
蓮君に彼女が出来るなんてやっぱり、
やだ。
でも、泣いたら迷惑だし、疲れるし、息が上がるからやめる。

…瞼が落ちて来る。
それに、心臓の鼓動がいつもより、早いなにこれ。
< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop