王子様にご注意を。




「まあ〜、時期に分かるよ。涼も未妃ちゃんも」


「だね〜、楽しみ〜♩」



相変わらずニヤケ顔の遙とニコニコと笑っている北条。


この2人…何だか似てるぞ…



「あ〜!そろそろ5限の準備しなきゃ!音楽だし、移動教室じゃん !」


パッと時計を見てバタバタと片付け始めた北条に続き、遙も「じゃあ僕も戻るね〜」と手を振りながら、自分の教室へと戻っていった。



3人で音楽の授業の準備をし、音楽室へ移動を始めた。






「涼くん〜!私達と一緒に行こうよ〜?」


3人で廊下を歩いて居ると、ケバい巻き髪の女達が俺の周りに集まりだした



「あ〜、じゃあ 私達は先に行くね〜 」


「ばいば 〜い ♩」


北条にニッコリ笑顔で手を振られ、未妃は素っ気なく俺の横を通り過ぎ音楽室へ向かっていった。


はあ〜… 何でこんな香水くさい奴らと移動しなきゃなんね〜んだよ…



マジで最悪だ …







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