君がくれた約束

家に着くと、部屋の前にシュウがいるんじゃないかと期待する。


部屋に入っても、
シュウが隠れているんじゃないかと期待する。



お風呂に入ると急いで出て、
携帯電話の着信を確認した。




私の頭の中はいつだってシュウで埋めつくされているんだ…。



遊ばなきゃ…。


一秒でも多くシュウの事を忘れて、
『重い』
なんて言われないように…。




それから私は毎晩のように飲み歩いた。


そんな私に付き合ってくれる、星野くん達や三上さんの存在を、有りがたく思った…。


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