ぶきような想い



「って、夏歩のせいじゃないからな?」





「え?」











ほら、春くんはそういう気遣いできるもん


シオンは気づいても何も言わないけどさ


それが2人の大きな違いであり
いいとこであり
2人が仲いい理由だとも思う










「えっと…まぁなんかごめんね」










申し訳ない



春くんと二人で話しているとシオンがきた




やはりこっちも気まずい…










「何だお前彼女いるのに他の女に手出すなよ」









登場したと思ったら何言うの!!



春くんに喧嘩ごしじゃん!!










「は、お前が放っておくからだろ
いい加減にしろよな」





「うっせ
お前に言われたくねぇんだよ」





「なら言われないようにしろよ」










えええーーー!!?


めっちゃ怖いんだけどっ!!

何この状況っっっ










「言っておくけど、夏歩絡まれてたからな
押し倒されてたしな」










そう言うだけ言って春くんはどこかに消えてしまった





まって、2人にしないでーーーーっ!





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