ぶきような想い




シオン…



手紙に書いてあった通り箱を開けると
シンプルだけどとても可愛いネックレスが入っていた











「シオン…しおんっ!!」











私は耐えきれずその場で泣きじゃくった






これで会えなくなるわけじゃない

でも…不安で悲しくて…





なにより最後に話したかったよ…









それにこんなロマンチックなことできるなんて




私シオンのこと好きになってよかった…




本当に大好き。











「ずっと…待ってる。
どうでも良くなったりしないよ…」











これから上を向いて歩くよ




泣くのはこれで最後






後の涙は再会した時に使うからね?







そして私はネックレスをつけて
自分の家に帰った





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