ぶきような想い

その後





シオンが居なくなってしばらく経ち
私達は3年になりました



3年のときはクラス替えがないから
みんなとは一緒











「美香ちゃん、夏歩ちゃん…」











私たち三人で喋っていると
ことちゃんが遠慮がちに声をかけてくる











「ん?どしたの??」





「あ、あのね…
こ、詩音大人の階段登っちゃった…」











そう顔を真っ赤にしながら話してきたことちゃん




え?なに?すごい可愛いんだけど…♪











「おめでとーーー!!」





「やっとなのね♪」











確かにやっとって感じよね笑"


でも幸せそうで本当にこっちも嬉しい♪











「でもねちょっと不安だった」





「なんでー?」











まぁ初めてなら緊張とか不安もあるよね











「なんか…本当に私なんかでいいのかな?って」





「何言ってるの!?
ことちゃんじゃないと春くんはダメなのよ♪」











あんまり表には出さないけど
春くんも春くんなりに不安とかもあるみたいだし、本当に愛されてると思う♪





私がそう言うけどことちゃんは曖昧に笑うだけ






そこにすかさず美香がフォローに入る











「詩音がいいから春くんはしたんでしょ?
それじゃないと春くんはそんなことしないよ
それは彼女である詩音が一番わかってるでしょ?」











うわぁ…すごい説得力ある





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