君がとなりにいた日には
病院についたとき聖也は緊急治療室にいた。


「せいや!せいやっ!!しっかりして!」


シューシュー


酸素マスクの音が部屋中に響く。


「せいやっ!」


聖也は目を覚まさない。どうしたらいいの...。


もう、だめなの...。聖也が好きっていう気持ちが抑えられないの。



なのに、、なのに...。



あぁ、...。


涙が頬を伝っているのがわかる。


もう、これ以上失いたくない...。



聖也......。
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