意地悪なキミの好きな人
「せんぱっ……」
先輩の声を呼ぼうとすると、
「うわぁ、壁ドンだぁ!」
ゆるーい、可愛らしい声が聞こえた。
「お、お姉ちゃん⁉︎ 」
それはお姉ちゃんの声で、先輩も慌てて私から離れる。
「あら、美桜と如月くんだったの?見ててキュンキュンしたわ。
なんだって、壁ドンだもん!」
目をキラキラさせるお姉ちゃん。
バレてないよね?私たちが付き合ってること。
いや、バレてはいけない理由はないんだけど、
でも、なんか…嫌だ。