意地悪なキミの好きな人
「美咲先輩、俺らはなんの関係もありませんよ。」
「えー?そうなの?」
まだ疑っているお姉ちゃんに先輩は苦笑してから、
「あ、髪にゴミついていますよ。」
お姉ちゃんの髪を触った。
ズキンーー
先輩は話をそらすためにお姉ちゃんの髪のゴミをとったって知ってるのに、
お姉ちゃんは他に好きな人がいて、先輩はお姉ちゃんのことが好きではないことも知ってるのに、
なぜか痛む胸。
「え?本当?ありがと!やっぱ如月くんはやっさしい!」
「いえ、そんなことないですよ。じゃ、美術室に行きましょうか。
ほら、野原も行くぞ。」