意地悪なキミの好きな人




「せ、先輩……」



そこには先輩とお姉ちゃんがいた。



そして仲よさげに話しながら中に入っていった。



「真美ちゃん、行こう。」



2人の存在を見てしまった以上、もう引き返せない。



ギュッとスカートを握りしめると真美ちゃんは優しく笑って私の先を歩いてくれた。




「尾行、開始ね。」



「うん……」



真美ちゃんが用意してくれたチケットをもらい、受付の人に渡し中に入る。



先輩とお姉ちゃん……

2人で絵を見て笑い合っていた。




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