真冬の紅葉が散るように
それが今となって、


「逢いたい。」


と向こうから行ってきたのだ。



あの女は自分勝手だ。



男ができると子供を捨て、別れるとまた一緒に暮らそう、と言ってくる。




卑怯だ。



悪魔だ。




もう、顔も見たくない。



アパートへの足取りが重くなる。


扉を開ければ、あの人が私を待ち受けているから。
< 3 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop