大っ嫌いの反対っ!!
――昼休み――

魅希が、学校を案内してくれた。

「ここが、職員室っ!こっちは、保健室!」

「で、あっちが調理室っ!」

いっきに説明されても…。


「分かった?」

魅希が首を傾げて上目づかいで聞いてくる。

…いや、そんな顔されたらな…。


「分かった。
まじ、今日いろいろありがとなっ!」

「うんっ!
悠哉、友達出来た?」

魅希が聞いてきた。


「う~ん。まぁ、出来たけど…。
そこまでって奴は…。」

喋りかけてくれる奴は、何人かいたけど
そこまで気が合う奴は、まだいなかった。


「私の友達に、悠哉と友達になりたがってる子がいるんだよね。

話しやすいし、バスケ部だから悠哉とも気が合うと思うっ!」

魅希が言った。


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