pure


結局タカに「たまにはいいじゃん。」って言われて俺も行くことになった。


正直、ここにはひなの知らないヤツがいっぱい居るし、あんまり居たくない。



そんなこと思いながらタカとメシを食う。


ひなは・・・・カウンターでマスターのヒロさんと、仁とカズトとしゃべってる。



「なに機嫌悪いの?」


タカがメシを食いながら言う。


「・・・・・・別に。」


それだけ言うと、


「お前ねぇ・・・俺らにはいいけど・・・・ひなにはちゃんと言わないと通じないと思うよ?」


無言のままもくもくと食べる。


「・・・・・・どうせ機嫌悪い原因ひなだろ?」


そう言われて動きが止まる。


・・・・・・俺、そんなわかりやすい?


「・・・・・・はぁ・・・・」


ため息が出る。


水を飲んで口の中に流し込む。


「こんな店・・・連れてきたくねーし・・・」


そう言うと・・・


「まだ早い時間だし、危ないことなんてねーじゃん?ひなちゃん、カズトに誘われた時、嬉しそうだったよ?」


「・・・・・・・・・」


嬉しそうだったってなんだよ・・・・・



ひなには知られたくないことがいっぱいある。



情けない話、不安な部分が多すぎて。


俺の全部をひなが知ったら・・・・



嫌われんじゃねーかなって・・・




それに・・・・



ひなは正直かわいい。




俺の彼女って言わなきゃ、口説いてくるヤツもいっぱいいると思う。



カズトなんてひなみたいな子ががめっちゃタイプだと思うから。




自覚がないのにも問題ありなんだよな。




どこにも連れて行きたくない。



誰にも見せたくない。




俺にだけ。




どっか、俺しか知らないところに閉じ込めておきたいぐらいなんだ・・




なんて、独占欲強過ぎ。





はぁ・・・


そんなことばっか考える。





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