わたし、あなたのこと諦めます。



「あれ、如月?」



ぎっくー!


バレちゃった。



「何してんの?こんなとこで」


「えっと、買い物です」


「だよな」


うぅ~


藤田くんの顔見てたら


なんか…な、涙が


このままだったら泣いちゃう!


「ご、ごめん!用事があるから、帰るね!」


「お?おう…」


そのままわたしはいつになくすごいスピードで家に帰って行ったのは、言うまでもない。
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