運命の出会い2
時間は夜7時
夕食が運ばれ、目の前に色とりどりの料理が並ぶ。
お酒を飲みながら食べていると、あさみが急に立ち上がった。
「どうしたの」
「さとしにプレゼントがあって」
「俺に」
鞄から細長い箱を持って戻って来た。
「はい、これ」
「開けていい」
「うん」
包装紙を破り箱を開けると…ネクタイが入っていた。
「スカイブルーか、おしゃれだ」
「気に入って貰えて良かった〜」
「俺からもあるんだ」
昨日買ってきた物だ。
「何かな」
あさみの反応を見る。
「あっ、可愛い」
ルビーのネックレス。あさみは取り出し身に付ける。
「よく似合う」
食事を終え、布団を敷いて貰う。
「何か寝ちゃうのもったいないね」
「あさみ…」

「さとし」
俺はあさみの布団に入り強く抱きしめる。
「優しくするから…」
「うん…」

長い夜が始まった。


目が覚めると隣にはあさみが寝息を立てていた。
朝の5時起こさないように布団から出る。
昨夜とうとう俺たちは結ばれた。
嬉しくてみんなに言いふらしたいくらい。俺は結婚を考えているでも、まだ早いからあさみには言えない。2人で愛を育んで行かないと…
「ん、うーん」
あさみが起きた。
「おはよよく眠れた」
「うん、よっと」
布団から起き上がり頬にとされた。
「おはよ。お風呂行って来る」
そう言いあさみは出ていった。
しばらく放心状態。ハーァ幸せ。


帰り支度をし、旅館を出る。に乗り坂道を下り高速へ。
東京に戻る頃には空が夕焼けに変わっていた。
明日から仕事、2人で頑張っていく
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