君の世界
「馬鹿クサイ…」
ため息と共に呟いて課題の油絵に取り掛かる。
今日は自習と黒板に書かれている。
「なあ飯島さぁ~」
ネコナデ声で後ろから首筋に息を吹きかけながら横峯が話しかけてくる。
僕はとりあえず無視したまま課題を進めて行く。
「どんな風にしてんだよ。」
いきなり頭を押さえられる。
振り向き様に絵の具を目にあたる位置にかかるようにする。
「イギャ~!」
横峯が悲鳴をあげ転がる。
何人かが立ち上がり身構える。
立ち上がり直ぐ様転がる横峯の股間を踏みつける。
「グァ~」
「舐めた事しようとしたら潰すよ?」
冷たく言うと水をうったように静かになる。