君の世界

「直人~可愛いょ…」

真中は相変わらず抱きながら甘い言葉を囁く。


これが女相手なら泣いて喜ぶんだろうけど、生憎僕にはそんな趣味はない。


真中に抱かれるのも、真中の最初に提示した報酬の為だ。


僕の担当の主治医が転勤になり、真中に変わってしばらくして…母さんが病気で倒れた。

母子家庭だったから医療費はいらないけど、当時中学生の僕には生活費を捻出するスベはなく、途方にくれていた。

主治医だから、たまたま相談した結果


一回につき100万入金する。ことで体を許した。


それから真中とは時々 肌を合わせるようになった。

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