君の世界


もうすぐテストを控えて僕は幸雄に勉強を教えていた。


「…だからなんでそうなるの?」

「えっ?えっ?えっ?なんでって…」


「いやだから…」


これなら小学生に教える方がマシだ。

それだけ幸雄は飲み込みが悪い。

「幸雄はどうやって入試の時に合格したんだよ?」


「俺は特別推薦だったから…」


そうだ幸雄は文武の武のみだった。


確かに僕のいない体育の柔道とか剣道では師範代とかなんとかの先生を簡単に負かす程の腕らしいけど…


なにも血液を全部筋肉に使わなくてもいいのに…



< 64 / 128 >

この作品をシェア

pagetop