201号室の、オオカミくん☆
いやいや、本当に無理。
私、部屋で大の字になって眠ったり、ジャージでうろちょろしたり、するめや梅昆布見ながら野球にヤジ入れたり。
とてもじゃないが見せられない。
さすがに私、乙女だから無理ですわ。
「ぎゃー止めて止めて! 返してー」
「嫌だよ。おまえ今、俺の中で信用0だし」
「乙女の部屋に侵入したいだけだろ! この変態!」
180センチはある皇汰は、ヒラヒラと手を上に上げる。
「あ、こらっ 俺に登るな」
蝉のように皇汰の背中に抱きついた。
どさくさに紛れて触ってやろう。
頑張って取り替えそうとしていたら、私の視界をヒラリと布が邪魔をした。
――どこからか手拭いが飛んで来たみたいだ。
「何これ?」
手で掴み、その手拭いを見つめていると、どこからか下駄の音がする。