full of love~わが君の声、君の影~
私にとってこの世はうつろだった
ただ朝が来たから起きて
味のしない食事をし
返事のない相手に「いってらっしゃい」と言う
曇空にケチをつけながら洗濯をし
色のない花に水をやる
彼と会えてそんなうつろでボンヤリしていた景色が輪郭をもった
色をもった
私の中の乾いた穴に水をくれ、いっぱいに満たしてくれた。
初めて幸せになりたいと
自分のために幸せになりたいと思った
(私ってこんなにもエゴイストだったんだな・・)