キミへの想いを10文字で。
「きみまろー、弁当余ってねー?」


「あるわけないじゃん!なんでよー?」


クラスの男子から声をかけられている。


「いやもー、今日弁当忘れて、購買も出遅れて、今翔琉達にわけてもらったけど、足りねー!!俺のスラッと長い足が縮む……」


……あ。博己(ヒロキ)君じゃん。


「もー、うるさい。ほら、これあげるから」


希美が、何やらポケットから取り出して渡している。


「さんきゅーきみまろ!やっぱお菓子持ってたかー!太りすぎない為に、俺が食べてやるからな!」


「返せばか!!!」


一通り済んだあと、希美が戻ってくる。


「おかえりー」


「もー!!」


「……顔赤いよ、き、み、ま、ろっ!」
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