人魚姫の真実
「もし私が溺れそうになったら、姫ちゃん助けてね♪」

「何が『助けてね♪』だ!!」

「だって~姫ちゃん運動神経いいから~」

「助けねぇ」

麻衣は助けない。

多分男子と一緒にいるだろう。

いつも傍にいる男子が何人かいるから。

麻衣は友達って言ってるけど、向こうは多分麻衣のことが好きだ。

はぁ、モテるのは麻衣だっつうのに。

私なんか好きになる人のほうがいないっつうの!!

「ひっど~!!」

「勝手に言っとけ!」

プイッと顔を背けた。

背けた先は晃のほうだった。

バチッと晃と目が合う。

「ッ―――――!!」

ヤバイッ!!

そう思い、私はすぐに目を離した。

離したのに心臓がドクドクしている。

バレてないよ・・・ね?
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