青空の下月夜に舞う
え!
え!
えぇ?!
「えぇーーー?!」
「うるさいお前。早く乗れ。もう54分」
赤い半キャップのヘルメットを渡されながら、面倒くさそうに話す祐也。
嘘でしょう?私バイク乗った事ないよ。
てか祐也のヘルメットは?
転んだら死んじゃうよ?
「乗れって。遅刻すっぞ」
「……死なない?」
「てめぇ何気に失礼だな」
数秒固まった後。
ぎゅっと拳を握り、よし。と自分に気合いを入れた。
祐也の手を掴み、何とか乗った私。
背に腹は変えられない。
バイト遅刻しない為だ。
「急いでね。でも飛ばさないで。殺さないでよ」
「お前言ってる事無茶苦茶だぞ」
後ろに乗り、ヘルメットを被ると、祐也の服を摘まんだ。
その瞬間、バイクは信じられないくらいの音を吹かし……
「いやーーーー!!」
「麻衣!落ちんなよ」
あっと言う間に学校から距離が開いていった。
え!
えぇ?!
「えぇーーー?!」
「うるさいお前。早く乗れ。もう54分」
赤い半キャップのヘルメットを渡されながら、面倒くさそうに話す祐也。
嘘でしょう?私バイク乗った事ないよ。
てか祐也のヘルメットは?
転んだら死んじゃうよ?
「乗れって。遅刻すっぞ」
「……死なない?」
「てめぇ何気に失礼だな」
数秒固まった後。
ぎゅっと拳を握り、よし。と自分に気合いを入れた。
祐也の手を掴み、何とか乗った私。
背に腹は変えられない。
バイト遅刻しない為だ。
「急いでね。でも飛ばさないで。殺さないでよ」
「お前言ってる事無茶苦茶だぞ」
後ろに乗り、ヘルメットを被ると、祐也の服を摘まんだ。
その瞬間、バイクは信じられないくらいの音を吹かし……
「いやーーーー!!」
「麻衣!落ちんなよ」
あっと言う間に学校から距離が開いていった。