カカオ80%な彼。
でもわかることは、
妃那でも李久でもない。


妃那達じゃないなら、いっかな?
どうせそんなに泣いてないし、涙の後なんて残ってないし。


あたしは伏せてた顔をあげて、
ためらうことなく後ろを振り向いた。



「え?」


どうして?

どうして赤月先輩がここにいるの?


「せ、先輩?」

「てめーなんでここにいんだよ」


なんでって言われても……


「先輩こそどうしてここにいるんですか?」

「……別に。たまにここ来んだよ」


そうなんだ……。
それならあたしもうここにこれないじゃん。


「……お前は」

「あたしですか?
あたしは、嫌な事あったから……」

「ふーん」


冷たっ。
相変わらず冷たい人。


「じゃあ、あたしは失礼します」

「は?」

「え?」

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