彼に殺されたあたしの体
3人が同時に立ち止まったのだ。


あたしははやる気持ちを抑えきれない。


ここよ!


お父さん、お母さん!


あたしはここにいるわ!!


一生懸命話かける。


お父さんとお母さんなら、きっとあたしの気持ちが通じるはず。


そう思い、何度も何度も心の中で呼びかけた。


でも……。


「いい所ね」


聞こえてきたその声にあたしの思考回路は止まった。
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