偽フィアンセは次期社長!?
急いで消去しようとするあたしに、


「送信しといたよ♪」


無情な那由子の浮かれた声。


「……嘘でしょ?」


「ほ・ん・とっっっ!」


目の前が真っ暗になる。


何してくれてんのさ…………。






そのあと、買い物に行き、解散するまで、気が気じゃなくて。


スマホが鳴っているような幻聴が何度もあって。


「時には荒療治も必要だって」


とのんきに言う那由子を怨めしく思いつつ、あたし達は夕方解散した。
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