悪者女子の恋心!
でも。


「あっ!居た居た椿ー!」

その声で誓いがかき消された。


「菊乃…お姉さん」


抱き締められながら蚊の鳴くような声で名前を呼んだ椿は、泣きそうな顔をしている。



腰まである長い黒髪に、菊の花をかたどった髪飾りがつけられていて…とても綺麗な人。
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