悪者女子の恋心!
突然、ブーブーとスマホが鳴った。


「っ電話…?」

お湯で痛みも和らいできたとこだったのに。

誰かしら、椿かな?


『っ咲!?』

透真からなんだと数秒経ってから理解した。



「何?」

『れなと喧嘩したんだ、そっち来てないか!?』


イラッ。

あたしが外に居たら【そっち】はどこになるのよ。


ていうか、あたし初めて透真にイラついたんじゃない?


「来てないわよ」

『探して!』

なんて図々しい。

「嫌よ、入浴中なの」

『れなが襲われてるかもしれない、可愛いから!』

あ゙ぁ゙~!!

あたしの方が数倍危ないわよ、なのに今まで無事だったんだから短時間であの子が捕まる訳ないじゃない!

まぁ春美さんが?救いようのない馬鹿なら別だけど?

「心配性ね」

『当たり前だろ、大切なんだから』

…だからね。

「それじゃあたしの知ったことじゃないわね、透真の彼女は春美さん、あたしは無関係。情も湧かない」


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