目のない絵描きと少女
出会い
窓の外からビュービューという音が聞こえる。
いつもより風の強い今日、私は先日入院した祖母の見舞いに来ていた。
祖母は元気そうで安心した。
一時間ほど話し、外を見ると夕日が木々を照らし始めている。
あまり長居するのは良くないだろうと思い別れを惜しみつつ、また来るねと残し病室を出た。
そのあと私は出会ったのだ
目のない絵描きに。