太陽の家
「使っていい?」

「あー待って待って」

ユキがドアノブに手をかかると、イモ子が思わず止めに入った。

「なんだよーちょっと、やばいんだけど」

ユキはトイレがしたくて限界らしい。

けどトイレにはキャバがこもったままだ。

「…あ、上の2階のトイレ、使っていいから……」

「女子用だし、使いにくいじゃん。てか、もう階段あがるとか……無理」

しかも女子トイレは2階の奥の方にある。

「じゃ、外でしてきなよ。人目につかないとこにさ」

そう言ってタイヨウはユキを外へ促した。

「いや、俺、無理なんだよ。立ちション……小さい頃、虫に刺されて」

「………………」

「てか、何だよ。みんなで…何かいるのか?」

いきなりトイレのドアが開き、キャバが出てきた。

「うわっ」

キャバの目は涙目になっていて、キャバはそのまま階段を上がっていった。

「キャバ!」

イモ子はその後を追った。



「ふー……すっきりした。で、何があった?」

「キャバの元彼が来たんだよ」

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