星月の夜に

「まこと、18歳、同級生ですね。よろしく、こゆきちゃん。」

恋幸に差し出された慎の手

恋幸は緊張を隠せない面持ちで手を握り返した。

「ゆき、でいいですよ。まことちゃん」

クスッと笑った二人

「まこ姉も、ゆきちゃんも、同級生なのに敬語使うの?」

に指摘される慎と恋幸

「じゃあ、ゆきちゃんって呼んでいい?」

ふふっと笑った慎に、つられてにこにこと笑顔をこぼす恋幸

「いいよ。まこちゃん」

みやびは、二人の大切な人が仲良くなったような気がして、少しだけ嬉しくなった。
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