想いが届くその日まで《短編》
「あれ?もしかして愛希も2組?」


「そっだよー!ということは、優羽も?」



「そーだよっ!やったぁー!」


この子は西嶋愛希。中2のとき同じクラスで、席がとなりだったこともあって、仲良くなった。いまでは‘best friend’だ。



「優羽...。さっき見てたんだけど...ほんっと修と仲いいよね〜。小学校違うのにね」


「修?そんなことないない!ただからかってるだけよ〜」

私たちの学校は...。うん。


ド田舎だ。

だから、学校は一つしかなく、3つの小学校が1つの同じ中学校に通うことになっている。

だから、とっても大変...。


「っかさ、今年受験だよね?大変になるよね。」


「え...?あ、そーだよね...。あんまり去年みたいに遊んでいられないよね?」


「...。でも、夏休みは...。遊びまくろ!」


「もっちろん!」



夏休みなんて早いなぁ。とは思いながらも愛希が楽しそうだからこっちも楽しくなってきた。


「でも、、。その前に修学旅行じゃない?」


「あっ!そーだー!」


私も今思い出した。修学旅行...。たのしみだな...。


「楽しみだね!」


「うん!」


たくさんの予定に楽しみが膨らんだ。
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