バレない嘘をついてよ。
「お2人様ですね? 」
「はい」
話が途切れたとこで
ちょうど良く、お姉さんが話しかけてきた。
「では、どうぞ! 」
うっ、緊張してきた……。
「お前、緊張してんの? 」
「……してない! 」
私はズンズン進んでいく。
緊張なんかしてない。
大丈夫……。
けど、いざ乗るとなると緊張する。
「ほら、乗るぞ」
「……うん」
でも、怖い!
ーーすると、
叶は強引に私の手を引き無理矢理乗せた。
「ちょ……」
「大丈夫だよ」
叶の表情は分からないけど、
叶の言った”大丈夫”は、私を安心させた。