黒猫に恋をした

美愛は素早くベッドから起きて
僕から日記を取り上げた

『な…中見ましたよね…?』
美愛は凄く悲しそうな目をして言ってきた

「ごめん。誰のか分かんなくて…」

『私が悪いんです…落としちゃうから…』

なぜか美愛の目が涙が貯まってきているようで
うるうるし始めた


僕はそんな彼女を優しく抱きしめた
無意識にそうなっていた

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