幕末オオカミ 第三部 夢想散華編
「二人とも……」
何故か二人の顔を見ると、じわりと目頭が熱くなった。
「平助、運ぶぞ」
「ああ。楓は大丈夫?」
こくりとうなずくと、土方さんは二人に抱えられ、部屋に連れていかれた。
斉藤先生が来てくれた。
平助くんもいる。
たったそれだけで、ホッとする。心強くなる。
仲間がいると思うだけで、希望が湧いてくるような気がした。
どうか、土方さんが助かりますように……。