もう絶対に君を離さない!!
次の日の朝

「おはようございまーす!実緒ちゃん元気になったんだってね。良かったね。」

「春斗先生、朝食お持ちしましたよ。」

佐藤さんが元気に入ってきた。

「いずみちゃん、おはよー。」

実緒元気がないな・・・。顔色もよくない。

俺は先に診察をする。

やっぱり、血圧が低いな・・。昨日は眠れなかったのだろう。

ご飯食べてくれるかな・・。点滴ばかりだからな・・・。

実緒、一緒にご飯食べよう。

笑顔で食べるように促すが・・・・・・。

「春兄・・。食欲無い・・・。」

俺はため息をついて、じゃあ点滴はそのままで追加になるけどいいのかい?

ついでに、寝不足みたいだから眠れるように薬も増やそうかな・・・。

と、呟くと・・・・。

「分かった!食べるから!春兄、点滴外して!!」

そう言うと、頂きますと手を合わせて食べ始めた。

俺も、座って食べだした。

でも、半分ぐらい食べると実緒のてが止まる。

「全部食べないと、ダメだよね・・・。」

実緒は、また食べ始めた。無理矢理水分で押し流しているようだった。

すると、いきなり席を立ちトイレに駆け込む。

俺も、直ぐに後を追う。大丈夫か?!

「ごめんね春兄・・・。一生懸命に食べたのに全部でちゃった・・・。」

泣きながら抱きついてくる実緒を抱き上げると、ベッドへと連れて行く。

そして、にっこり笑って、ちゃんと食べれたじゃないかと褒める。

「でも・・・。」

俺は、今から外来に行ってくるからその間だけ点滴しておくよ。

戻って来る時に、実緒の大好きなイチゴのゼリー買ってくるからね一緒に食べような。

その時に、外してあげるよ。だから、それまではグッスリ眠ること。いいね。

「無理だよ。眠れないもん。」

だったら、俺が眠らせてあげる。自分の口に睡眠薬と水を含ませて、実緒にキスをした。

実緒が飲み込んだのを確認すると、あたまを撫でながらおやすみとささやいて、

外来へと向かった。



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