四つ葉のクローバー


「楓?」


「楓!どうした?」


泣く事しか出来なかった私の前に

いつも聞いていた


千葉くんの声が聞こえた。

私の名前を呼ぶ声を聞いてなんだか安心する。

だから、私の涙が止まった。


「大丈夫か?」


自分に大丈夫って言い聞かせてた。


でも、今は


「大丈夫じゃ…ないよ……」


< 30 / 37 >

この作品をシェア

pagetop