冷酷男子の溺愛
しつこいかもしれない。
なんだ、こいつって思われるかもしれない。
無理だって言われたくらいだし、この想いが叶う可能性なんて、本当に低いと思うんだ。
だけど、ね。
その可能性がゼロでない限り、頑張りたいんだ。
たった一度フられたくらいで、諦めたくないんだ。
「────」
だって、瞳を閉じるとね、瀬戸内くんの顔ばかり浮かんでくるの。
考えることをやめようとしても、瀬戸内くんのことばかり蘇ってきてしまうの。
ーーごめんね、瀬戸内くん。
諦めきれません。
あなたを好きでいることを、やめるなんて、出来ません。
しつこくて、ごめんね。
だけど、何度言い聞かせても、ダメだったの。
忘れる、とか、諦めるほうが────辛いから。