冷酷男子の溺愛



***



わたしは彼のことを、冷酷で、冷淡で、最低な人だと思っていた。


すぐに真顔で暴言吐くし、学校じゃあまず誰かしらを睨んでいるし、言い方もキツイし、心臓えぐってくるし。


とんでもなく、性悪だと思ってた。





「……俺、本当は昔から、人なんて信じる意味が、わからなかったんだ。

どうせ最後には裏切られるんだから、関係を築く意味なんてないってずっとそう思って生きてきたから」


「……」






だけど、そんなのはただの上っ面に過ぎなくて。

本当は嫌になるくらい優しい人だってことをわたしは、知ってる。





< 300 / 321 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop