夏目くんと恋愛中



「・・・それは、反則だろ」



その小林くんが呟いた言葉は、風音とで掻き消されて私には届かなかった。


「え?何?小林くん何か言った?」


そう聞くと、小林くんはバッと勢いよく私の方へ向いた方と思ったら


「・・・なにしゅるの?」


「なんだか悔しくなっただけ!」


そう言って、私の頬を左右に引っ張りながらも、耳まで真っ赤にしていた。


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