ん?!…突然?!
ドサッと。

私の両サイドに何かが落とされ、

温かな日差しが遮られ、私は咄嗟に目を開けた。


「ん?!…突然?!」

何をやっているんですか、鈴木君。


…鈴木君は私の上に覆いかぶさると、

真顔で見下ろしている。


…顔が整い過ぎて、怖いよ、鈴木君。


「西村、あのさ」

「な、なな・・・何?」

壁ドンならぬ、地べたドン?

響き、悪いってそれ・・・って、何を考えてるんだ私は。



「彼氏いるの?」

「ま、まさか!いるわけない」


「・・・だよな」

「・・・」

・・・コイツ、人の不幸を笑鼻で笑いやがった。



「…じゃあ、好きな奴は?」

「・・・い、いないよ」

「ウソつけ」

「・・・」


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