ん?!…突然?!
こ、この体勢で何を言わせたいの鈴木君は。

…仮にもイケメンの鈴木君にこんな事されて、

私の心臓は爆発寸前なんですけど。


「オレの事好きだろ」

「・・・は?」


突然の言葉に、目を丸くする。

…確かに、鈴木君はカッコいい、ミステリアスな所が好き。

でも、それが恋愛対象なのかと聞かれれば、分からない。


…と言うより、高望みはしない。


小っちゃくて童顔な私では、鈴木君につり合わない。

好きになっても、手は届かない事くらいわかってる。



「オレ、西村の事好きなんだけど」

「///!!!」

思い掛けない告白に、顔から火が出た。

そんな私の顔を見て、笑わない鈴木君が少し笑った。


・・・その笑顔に胸キュン必至。


「もし、オレの事嫌いでも、好きにさせる自信あるから」

「・・・ぇちょっ・・・・」

言い返す隙を与えず、そのまま鈴木君は私の唇を塞いだ。
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