Sweet Christmas Eve♪



「そっちは寒いからロケの待ち時間にでも使ってもらえたらと思って」

『ずっと使わせてもらうよ』

「フフッ ありがとう。あ、マドレーヌ食べた?」

『いや、まだ』

「食べてよ。たぶんお腹は壊さないと思う」

『ハハハ…大丈夫だよ。じゃあ今一つ食べる』

「うん」

スマホからガサガサと音がして、そして静かに。

『甘い』

えっ?

「甘かった?お砂糖控えめに作ったんだけど」

『瑞希が作ったから甘い』

「はぁ?」

な、なんですか、それは。

『美味しいよ』

「甘過ぎない?」

『ん。甘くない。俺好み』

あ~よかった。

『だけど気持ちはスゲー甘い』

「漣」

『瑞希も忙しいのにマドレーヌまで作ってくれて。その気持ちが俺には嬉しいんだ』

本当ならクリスマスに手料理作るはずだったから変わりにマドレーヌを焼いた。

その気持ちを漣も察してくれてる。

「漣」

そして本当に漣は自分の気持ちを私にぶつけてくる。

だから私も

「漣がそう思ってくれることが私も嬉しいよ」

素直に。





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